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ひな人形や五月人形の価格について

お客さまにとって、価格や相場、ひな人形や五月人形の購入時にどれくらいの予算を考えておけばいいのか?は気になるところだと思います。
ひな人形や五月人形の価格や相場、品質についてご説明します。

「高いからイイモノ」・・・とは限りません。

実は、「高い値段を出したから安心」とは限らないのが、ひな人形や五月人形。
というのも、お客さまが「相場を知らない」「わからない」ことにつけこんで、
ひな人形や五月人形を信じられないような価格で販売している店舗が存在しているからです。

POINT

お人形の「質」はここをチェック!

ひな人形の価格(価値)は、袖の中の作りや着物の作りなど、「着物の仕立てがいかに精密か」で決まっていることがほとんど。見た目は豪華でも、着物を簡略化して単価を下げているお人形がたくさんあります。

  • 着物の後ろの作りをチェック!

    右に比べ、左のおひな様の着物は布の重なりがきれいに見えています。布の色の重なり方に名前があるほど、見栄えが大事にされている部分です。

  • 袖の作りをチェック!

    ていねいに作られた着物は、内部も2枚の布を合わせ、布の切れ端を処理しています。簡易的な作りだと、左のように切りっぱなしの状態に。

ほかにも、着物の着せ方でも価格が変わると言えます。

ひな人形の着物は、上部と下部に分けた衣装を重ね、着物のように見せる「二部式」と言う着せ方が主流です。
ここが、本物の着物と同じ着せ方をしている「本着せ」になると値段が高くなります。
また、木の目に布を入れ込む「木目込み」という着せ方もあります。木目込みは、衣装の重なりや形に合わせ細かく人形の胴体を調整するため、作りが細かくなるほど価格が上がっていきます。

つまり職人が手間をかけ、丁寧で精密な仕事をしているものは、より高価になっていくのです。
単価を下げる工夫自体は、決して悪いことではありません。そして私たちは「質のいいもの」がお客さまにとって最適なひな人形であるとも考えていません。
大事なのは、「お客さまが心から気に入って、お子さまが喜んでくれるお人形を選ぶ」ことです。

ただ、不適切な価格で販売されていることもあるということを、お客さまには知っていていただきたいと願っています。

気になるひな人形・五月人形の平均購入価格

これからのお人形選びのご参考になるよう、人形会館ガリバーでお人形を購入されたお客さまの平均価格をご紹介します。

ひな人形の平均購入価格

  • ★収納飾り
    (親王飾り)
    10万円前後
  • 収納飾り
    (五人飾り)
    15万円前後
  • ★平飾り
    (親王飾り)
    10万円〜23万円
  • 三段飾り
    20万円前後
  • ガラスケース
    (親王飾り)
    6万円以下
  • ガラスケース
    (五人飾り)
    7万円前後

★マークの収納飾り(親王飾り)と平飾り(親王飾り)は近年人気のあるタイプのひな人形です。特に平飾り(親王飾り)は価格の幅が広い商品です。

五月人形の平均購入価格

  • ★収納兜飾り
    8万円前後
  • 着用収納兜飾り
    13万円前後
  • 平飾り兜
    10万円前後
  • 鎧飾り
    15万円前後
  • 着用鎧飾り
    15万円〜25万円
  • ガラスケース入り
    6万円前後

★マークの収納兜飾り(着用できないタイプ)は、そのコンパクトさから近年人気が高まってきました。
ただし五月人形はひな人形に比べるともともとコンパクトなので、店舗に来られたときに「あまり価格も変わらないし、せっかくだから着用兜にしようかな」というお客様もいらっしゃいます。

こちらは、あくまでも人形会館ガリバーで購入されたお客さまの「平均的な価格帯」のご紹介です。

「これより高ければいい」「これより安いものは悪い」ではありませんので、一度店舗にご来店いただき、お気に入りのお人形を見つけていただければと思います。