ガリバーは父が玩具店として杵築市にてスタートしたお店です。
この度、創業40年という節目の年を迎えるにあたり改めて節句人形専門店として再スタートいたしました。
自己紹介も兼ねて少しだけ私の話をさせてください。
私は人形屋の子どもとして生まれました。
小さい頃からいつも雛人形や五月人形が周りにはあり、家では父親が作る五月人形の製作の手伝いをし
週末になると一緒に店頭に立ちお客様へ商品説明もさせていただいたりといった、人形と向き合うことの多い時間を過ごしてきました。
人形と向き合う時間は多くあったものの、とりわけ人形が大好きといった性格ではなく
思春期を迎えてからは、親と衝突を繰り返していました。
私お恥ずかしい話、私の反抗期は比較的長く大学生になっても親との衝突を繰り返してました。
そんなある日、自分のヒストリーを授業で発表することになり実家の押し入れを探していた時に一枚の写真を見つけました。
それは私が5歳の七五三の時に
父親が作った鎧を笑顔で着ている私でした。
その写真をみたら、小さい頃によく話してくれた
「お前の初節句のときは、うんぬんかんぬん」という思い出話が、ふわーっと蘇り
自然とその後は親との衝突は無くなって行きました。今では一緒に仕事を楽しんでいます。
雛人形や五月人形はお子さまやお孫さまをお守りする大切な存在です。
でもただたんに、物があればいいという訳ではないと私は考えます。
どんな気持ちでそのお人形を選んだとか、当時選んだ時はこんなことがあったよなど
お人形と共にお子様やお孫さんに伝えるべき
ヒストリーがある物だと思っています。
そうする事でお子さまの心を育む存在になると私は思います。
是非、素敵なヒストリーと共に未来あるお子さまをお守りするお人形と出会ってください。
また、定期的に掲載しているコラムでは
これまでに出会った素敵なお客様とのヒストリーも時折掲載していますので、もしよろしければご一読ください。
まだまだ学ぶべき事が多い私ですが、精一杯素直な気持ちで、
お客様と素敵なお人形さんたちの出会いのお手伝いが出来るよう精進いたしますのでよろしくお願いいたします。