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雛人形
公開日:2021.12.20 | 最終更新日:2021.12.20

なんで赤い布(毛氈:もうせん)を敷くの?

こんにちは。
本日も当店のコラムを読んでいただきありがとうございます。
よく雛人形といえば赤い布を思い出す方が多いと思いますが「そもそも、何で赤い布なの?」とご質問をいただくことがあります。そこで本日は赤い布についてお話をさせていただきます。

 

赤い布は毛氈(もうせん)というものになります。赤という色は太陽を表す色ということで魔除けとも言われています。よって昔から赤い毛氈を敷くと言われています。

 

因みに七段飾りの雛人形に敷く赤い毛氈にはこちらの柄が縫い付けられていることが多いです。

これは繧繝(うんげん)と呼ばれます。元々は中国から伝わった柄です。

 

そしてこの繧繝が付いている物がもう一つあります。それは、こちらお殿様とお姫様が座る親王台と呼ばれる台です。

 

うんげんべり

 

この畳は縁(へり)の部分に繧繝が付いていることから、繧繝縁(うんげんべり)と呼ばれていて、天皇陛下といったごく限られた人しか使用することが出来なかったそうです。

 

赤=女の子というイメージが持たれがちですが、女の子だから赤という訳ではなく、赤は魔除けのための色と覚えていただけたらと思います。

 

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