雛人形の購入を考えているあなたへ ～選び方のポイントと実際の体験談～

こんにちは！＼雛人形と五月人形の魅力を伝えたい人形屋二代目／節句人形専門店「人形会館ガリバー」のヤマサキです。雛人形は、ひな祭りを祝うための伝統的なアイテムであり、家族や地域の文化を色濃く反映するものです。

しかし、いざ購入を決めるとき、その選び方や価格、種類などで迷ってしまいますよね。

今回の記事では、これから雛人形の購入を考えている方に向けて、選び方のポイントや実際に購入されたお客様のエピソードを交えて、どのようにして満足のいく雛人形を選ぶべきかをご紹介します。

1. 雛人形の種類と特徴

雛人形にはいくつかの種類があり、どのタイプを選ぶかが最初の決断です。代表的なものとしては、以下のような種類があります。

• 三段飾り
  三段飾りは、名前の通り三段の飾り台にお人形を飾ります。実際に飾るお人形はお殿様、お姫様、三人官女の５人飾りです。お人形と共に雪洞や菱餅、御重などのお道具を一緒に飾ります。豪華で見応えがありますが、設置場所が広く必要なため、家のスペースを考慮することが大切です。

• 収納飾り
  収納飾りは、コンパクトで収納性に優れたタイプです。飾り台が小さく、収納時にはケース内にお人形などを片付けることができるため、ひな人形を飾るスペースが限られている家庭に人気です。

• 親王飾り
  親王飾りは、平らな飾り台にお殿様とお姫様だけを飾るシンプルなデザインです。設置スペースが少なくて済み、飾りつけも手軽であるため、手軽に飾りたい方におすすめです。

• ケース飾り
  ケース飾りは、アクリルケースやガラスケースに入った雛人形で、埃や汚れを気にせずに飾ることができます。また、設置も簡単で、ケース内に収められた人形や道具が一目で分かり、見た目のインパクトも大きいです。しかし近年は住宅の気密性が以前より増したこと、そして加湿器をたく、ご家庭が増えたことからカビが生えやすいという難点が見受けられますのでケース人形を購入した方は片付けるときに注意が必要です。

2. 購入のタイミングと予算

雛人形は、ひな祭りの前に購入することが多いですが、最近では年中販売されていることもあり、購入のタイミングは柔軟になっています。ただし、人気のあるデザインや限定品は早期に売り切れることもあるので、できれば遅くとも1月中には購入を検討しましょう。

また、雛人形の価格は、デザインやサイズ、作り手によって大きく異なり、お値段の幅は幅広くあります。購入の際には予算を決め、無理のない範囲で選ぶことが大切です。

3. 重要な選び方のポイント

雛人形を選ぶ際に考慮すべきいくつかのポイントがあります。

• 素材と品質
  雛人形は、一般的に人形の衣装には高級な素材が使われています。素材の違いによって見た目や質感が大きく変わるため、実際に手に取って確認することをおすすめします。
• サイズとスペースの確認
  家庭の設置スペースに合ったサイズを選ぶことが大切です。特にマンションやアパートに住んでいる方は、コンパクトな収納飾りがお勧めです。また大きさだけで考えるのであれば木目込み人形はとても大きさが小さいのでお勧めであります。
• デザインと好み
  伝統的なデザインにこだわるか、現代的なアレンジを加えたものにするか、デザインも非常に重要です。家族や購入者自身の好みに合ったものを選ぶことが、毎年飾りたくなり長年愛用できるポイントになります。

4. 購入したお客様の体験談

ここでは、実際に雛人形を購入されたお客様のエピソードをいくつか紹介します。これらの体験を参考に、購入時のヒントにしてください。

体験談1: 「三段飾りで家族みんなが楽しめる雛人形」

「初めて雛人形を購入したのは、娘が生まれた年のことです。家族全員で飾りつけを楽しみたかったので、豪華な三段飾りを選びました。最初は飾り付けに時間がかかりましたが、完成したときの達成感は格別で、娘も大喜びでした。三段飾りは見た目が華やかで、家に来る親戚や友達にも好評です。特に豪華さが目を引くので、部屋の中が一層明るく感じられます。」（30代女性）

体験談2: 「収納飾りで省スペースを実現」

「我が家は狭いマンションに住んでいるので、大きな雛人形を飾る場所がありませんでした。そこで、収納飾りを選びました。このタイプは、飾った後はケース内に収納できるため、部屋をすっきり保てます。さらに、ケースに入って保管しているのでほこりもたまりにくく、マンション世帯にはお勧めです。」（40代男性）

体験談3: 「平飾りで美しく飾っています」

「私は仕事が忙しく、雛人形を飾る時間がなかなか取れませんでした。そこでお人形が２人だけの平飾りにしました。引っ越しの予定もなかったためさいしょからチェストの上に飾ることを決めていたので平飾りにしました。まいとし飾ると【今年もこの季節がやってきた】と娘も喜んでくれます。」（50代女性）

5. 最後に

雛人形の購入は、単に一度のイベントのためだけでなく、家族の歴史や思い出を作る大切な機会です。選び方に迷ったときは、家族と相談し、実際に店舗で見て触れて選ぶことをおすすめします。どんなデザインや種類を選んでも、雛人形を飾ることで、毎年のひな祭りがより特別なものになります。あなたにぴったりの雛人形を見つけ、素敵なひな祭りを迎えてください。