お雛様選びの裏話｜お客様とのやり取りで学んだこと

さて、先日ご来店いただいたお客様から「コラム読みました。読みやすかったから、結構読み込んじゃいました」とご感想をいただき、とても嬉しかった店主ヤマサキです。という事で、本日もお客様とのエピソードをご紹介します。が、今回はちょっとした裏話というか、お客様から学んだことをご紹介いたします。

今回の記事では以下の内容をお届けします。

お雛様を選ぶという事の意味
︎お雛様をより華やかに飾る方法

お父さん、お母さん、お子様、福岡市からのご来店

ベビーカーを押しながらお二人でスマホと当店のお雛様を見比べながら楽しそうにお雛様をご覧になっていたお父さんとお母さん。

「ネットのお雛様と見比べてるのかなあ」なんて思いながら私は遠くからお二人を見ていました。

店内を一周されてからお母さんからお声がけをいただきました。

「このお雛様、ガリバーさんのと同じですか？」

携帯の写真を見せていただいたら当店のお雛様と同じ屏風に飾られたお雛様が写っていました。

聞くと、福岡のお店で撮影したお雛様との事。てっきりネットの雛人形と見比べているのかと思っていましたが、実際は福岡のお店のお雛様と見比べていたようでした。

わざわざ福岡からご来店

なぜ福岡のお店なのか気になってたずねると「理想のお雛様を探して福岡から来ました」とのこと。

実家が大分というわけでもなく、福岡からわざわざご来店いただく事は珍しいのでとても驚きました。

「どんなお雛様が理想ですか？」とお伺いして、お父さん、お母さんそれぞれの理想と、実際に飾る場所などをお伺いしました。

お父さんの理想

・塗りの台に惹かれる

・顔は特に気にならない

・豪華な感じにしたい

お母さんの理想

・ぎょうぎょうしい感じはヤダ

・可愛い感じの着物に惹かれる

・顔にはこだわりあり

・飾る場所はテレビボードの上

・家の感じは和モダン

理想のお雛様のセットを作り上げることに

やはり今回もセミオーダーでお好みのセットを作ることにしました。まずはお好みのお顔と着物を選んでいただきお人形を決定。それから屏風と飾り台を選んだり小物を選んだりして、ほぼ決まったのですが、お父さん、お母さん共になんだかしっくりこず。。。

店️主ヤマサキの提案

・おうちの雰囲気がシンプルな感じだったのでお雛様もシンプルに

・シンプルにするために通常はお雛様と一緒に飾るお花の飾りを省略

・お花を省略する事でお人形の存在感が増して、よりお人形が素敵に見える

※上の写真がＢＥＦＯＲＥで下の写真がＡＦＴＥＲになります

※写真は実際にお客様が選んだお雛様とは異なります

※両脇に飾っている桜と橘の花を省略したのが下の写真になります

最初は「豪華さが足りなくなりそう」と言ってたお父さんも、実物を見ると

「なんか、思ったより良い」との事でご納得いただけました。ただ、お母さんとして少し引っかかった点が。

子供が喜ぶか心配

お母さんの心配ポイント
︎シンプルなデザインすぎて子供らしさがない
︎子供的には色々と物が多い感じが好きなんじゃないか

※悪い表現を使うとしたら、ごちゃごちゃした感じの方が子供が喜びそう

️改めてヤマサキのご提案

︎・華やかさを出すのであれば、ひな祭りのときにスーパーなどで売られるひなあられや菱餅をお雛様の周りに一緒に飾ると華やかさアップ
︎・どおしてもお花飾りなどが欲しくなったら、その時は追加で購入可能

こちらのご提案をお父さんもお母さんも納得いただけて、無事にお雛様が決定しました。

私は常々、お客様はなるべく早くお雛様を決定したいんじゃないかと思ってましたが、今回のお客様に伺ったところ「私たちにとってお雛様選びは思い出作りなんです。この子が大きくなったらどれだけパパとママが一生懸命お雛様を選んだか、どんな事を想ってお雛様を選んだか、とか色々今日の事をはなすつもりです。」と教えてくれました。

「あぁ、私たちの仕事は思い出作りのお手伝いでもあるんだな」と、改めて自身の仕事の大切さを身にしみました。

遠方よりご来店のお客様でしたので、今後何かお雛様のご相談があった際は公式ラインを利用してご相談できる旨をおつたえさせていただきました。

このように、さまざまな選択肢やお客様の想いをお伺いしながら、一つ一つご提案させていただいています。お雛様は単なる飾りではなく、家族の絆や思いを形にする大切な存在です。

子どもの節句人形専門店人形会館ガリバーでは、お雛様、五月人形（兜）、こいのぼり、お名前旗など、お子さまとそのご家族様が心から納得し、ご自宅にお迎えいただくために、専門店として惜しみなく寄り添わせていただきます。LINEオンライン相談、ご来店、心よりお待ちしております。

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